iPhone+青空文庫と詩歌は相性がいい
写真と記事は関係ありません。よく見ると人間が写ってるよ!
iPhoneで青空文庫を読んでいて気づいたのですが。
iPhoneと詩歌って合ってる。
もともと詩歌には親しんでいなかったのですが、iPodで音楽に対してやるように、お気に入りの短い文章をたくさん入れておいて、出先でそれにアクセス。何度でも読み返す。そういう鑑賞の仕方をすると詩って結構楽しい。
まあ、詩(し)というのは詩(うた)ですので、もともと小説や論文よりは歌や音楽に近いものですわな。
で、詩を持ち歩く用途で考えると、ファイルはローカルに持ちたい。地下鉄で読みたいという事以前に、サーバからダウンロードするんじゃなくて、自分で所有したい感じがある。お守り感覚というか。
あと、著作権が切れてない作品も独自に持ち歩きたい。
この2点から、青空文庫リーダーはi文庫を愛用しています。ローカルにファイルをもてる、独自ファイルを読める、この2点以外の特徴としては、フリックでページをめくるのが*1本を読む感じが出ていて面白い。IPAフォントも美麗。作者さんにちょっとリクエストのメールを出したら、即座に対応して頂いて、恐縮しちゃったり。
今は、西條八十の詩を毎日一遍ずつ青空文庫形式のテキストにしてiPhoneに入れています。リアルの本をデジタルガジェットで読む場合、入力どうすんのよ問題がつきまとうわけですが、普通に手打ち&手で青空文庫タグ追加。詩だから入力も鑑賞のうち。画面写真が載せられない*2のが残念。3画面以上の長い詩を入れたら更新するかも。
<引用文献>西條八十,西條八十詩集,ハルキ文庫,2004年03月
しかし、底本としてこれはどうだったか。
詩集「砂金」からとっているのに、音読すると凶事が起こるというカワイイ都市伝説で話題の「トミノの地獄*3」が載ってないし。「東京音頭」は要りませんし^^;;。独自にルビを追加変更しているのも気にくわない。まあでも入力たのしい。とにかく、iPhoneで詩歌鑑賞、お奨めです。
詩人・歌人・俳人の方々も、作品をアプリ化して発表してみてはいかがでしょうか。