ヤッターマン

実写版「ヤッターマン」、見てきました。
くだらねー(褒め言葉)。しょーもねー(褒め言葉)。ばーかばーか(褒め言葉)。
キャストがお見事。三池テイストも原作にマッチしていて、いいんじゃないでしょうか。フカキョンの夢見るドロンジョ様も可愛かった。
私「三池監督だからゲイテイストが盛り込まれるはず。ボヤッキーとトンズラーかなあ」
夫「無理だろう。「全国の女子高生の皆さ〜ん」の人が…」
しかし、ちゃんとそうなっていました! トンズラーはボヤヤンを愛しちゃっていたんだYO!

しかし。いつも思うのだが*1この監督の作品、バカネタ好きなわりになんっかスピード感に欠けるのだよなあ。どのみち動ける役者がいないのだし、アクションシーンなんて全部1.2倍速でいい。「大切なものが無くなった」の下ネタなんか、1ネタ1秒くらいにしてその分10個投入するとかさあ。シーン・カット全く変えなくても編集をシビアにやるだけで、90分にできるでしょ*2。クライマックスシーンは飽きてしまった。阿部サダヲがまた面白すぎて、誰が監督でも出演シーンが冗長になる傾向があるしなあ。 

お客さんは子連れとか、外国人の集団とか、明らかに対象外の人たちばっかだったのでちょっと見づらかったかなあ。せっかくボヤッキーがカメラ目線で「はい皆さんごいっしょに」と言ってくれてるんだから、そこはすかさずみんなで「ポチットナ」をやんないと! 小原、たてかべのカメオシーンでどよめかない客なんてさ。

*1:といっても劇場では他の三池作品はブレイク前のヤクザ映画しか見てません

*2:もっとも、私は映画にしても小説にしても手数至上主義で、映画見ると2本に1本は「うぜえ!もっと切って時間半分にするかプロット2倍にしろ」と吠える方なので…。