茶茶くらぶ

近所を歩いていたらこんなものができていたので入会してみた。日曜から通ってみる。
http://www.chachaclub.jp/
裏千家直営のチケット制教室のようです。

茶道とつかず離れずの生活が20年も続いている。生活が不規則なので教室に通うのもなかなか難しい。それにいわゆる「社中」の生活が嫌いで。花嫁修業的な「お茶のお稽古」なんて、茶の湯の心と何も関係ないと思うしね。カルチャーセンターの大座敷で仮想的な(!!)六畳を想定してお手前だけ稽古して……so what? いやまあ、型にしたがって体を動かすのはそれなりに楽しい。お手前の所作はとても洗練されているし*1。けれど、お遊戯教室で先生へ付け届けなんてしたくないわけです。あほらしい。

こんなことを考えている人はきっとたくさんいると思う。で、このあたりにしっかり対応してくるのがお裏のすごいところではある。よく言えば懐が深い。悪く言えば商売上手。ビルのワンフロアに「カフェ感覚(うひー^^;;;;)」な茶室が数軒しつらえられており、前日までの予約制で思いついたときすぐ行ける。夜も土日もやっている。各人の進みにしたがって対応してくれるので特定の先生ではない。冬でも風炉あり、夏でも炉あり。合理的というかヒクというか。

まあお遊戯はここでサックリ身につけて、個人的に、日々書に親しもうと思います。というかなぜかお茶に興味ない家人から茶の湯関連の本が次々回ってくる。

山上宗二記―付・茶話指月集 (岩波文庫)

山上宗二記―付・茶話指月集 (岩波文庫)

ちょっとはお道具について知識がついてきたような気がするので、そろそろ本物も見て回りたい*2根津美術館……は休館か。再開は平成21年……ってえぇ!?

まっこと茶の湯の世界では時間がゆっくり流れているのであった。

*1:家人にお薄を点ててあげることもあるが、結局略盆で供するのが一番楽だったりする。

*2:昔は美術館で名物を見ても全然イミが分からなかった。文脈から切り離された茶道具ってのもなあ。