あだ名

今日行ったスタジアムで、警備の人がバイト君を思いっきり「おーいメガネ!」と呼んでいた。い、今時…www。

現代「あだ名」事情 「太陽にほえろ!」式は衰退
http://www.sankei.co.jp/seikatsu/trend/070518/trd070518000.htm

私は小学生時代「からす」と呼ばれていた。ここのハンドルもそれに由来している*1。変なあだ名だが、これは実は「太陽に吠えろ」式じゃなく、名前からのシンプルあだ名のバリエーション。その頃、女子の間で名字の頭文字に「ーこ」をつけるのが流行っていた。青木さんは「あーこ」、中村さんは「なーこ」、私は「か*」さんだから「かーこ」だ。かーこかーこ呼ばれている間に、いつのまにか私は「からす」になっていた。つまりあだ名のあだ名だ。ところが最近気づいたのだが、カーカーカーカー言っていたのは私じゃなくて私以外の子たちだった。私だけがからすじゃなかったのだwww。

もう一つ思い出した。「へぼ」と呼ばれている同級生がいた。ヒドいあだ名だ。でもへぼくんはいじめられてるわけじゃなかった。むしろ人気者だった。一度も一緒のクラスになったことがなく、家も近くないのにいつも彼と遊んでいる子がたくさんいた。彼はスペック的には全然へぼくない。むしろ何でもできる子だ。でも絶対1番になれない。勉強も、運動も、遊びも、リーダーシップも3〜4番だ。しかも肝心なところで脱力系のポカをする癖がある。イケメンではないがかわいげのある顔をしていていつもニコニコ笑っている。その笑顔に何とも言えない隙がある。彼を最初へぼ呼ばわりした子はすごいセンスだと思うが、多分そのときへぼくんは普通に返事をしたと思う。そんなところがなんともへぼいへぼくんなのだった。

彼はどうしているのだろう。何でもできる人なので職業は想像がつかないが、心安らかに暮らしているのはきっと確かだ。

*1:cuervoはスペイン語でカラスのこと