本で圧死、そして本はどれだけ軽くなったか

マンガや雑誌に埋もれ、仙台市の男性死亡 地震による可能性 - MSN産経ニュース http://sankei.jp.msn.com/affairs/disaster/080616/dst0806161204012-n1.htm
本望! って言っちゃいけないんだろうな…。

ひとごとじゃない…いや、私はそんなに本持ってませんけど。こないだかなり処分したし。
ただ、成り行きで本棚の最上段が積ん読コーナーになっていて、ここには昔の単行本が山積みなんだよな。
これが寝床を直撃した日にゃあ、圧死とはいかないにしても大怪我必至ですよ。

さて、ここにある中で一番ヤバそうなものはっと…
非常にありがちな3冊が出てきました!

フィネガンズ・ウェイク〈1・2〉

フィネガンズ・ウェイク〈1・2〉

重力の虹〈1〉 (文学の冒険シリーズ)

重力の虹〈1〉 (文学の冒険シリーズ)

重力の虹〈2〉 (文学の冒険)

重力の虹〈2〉 (文学の冒険)

はい! 翻訳文学2大積ん読作品ですねorz!
重力の虹なんて、今amazonマーケットプレイスで\8,000ついてるんだよね。2冊で\16,000ですよ! どうせ読まないんだし売っぱらえよ! という天使の声も聞こえるが。うううむ。
さて、ちょっと話が逸れます。
5/9のエントリhttp://d.hatena.ne.jp/cuervo/20080509のコメントでもちょっと触れましたが、本はどんどん軽くなっています。これは安物になったと言う事でなく、流通と書店員のために書籍の本文用紙は軽い物が求められていると言う事情があります。軽くても、奇麗に印刷できて永く持つ紙を製紙各社開発しているのですね。
では実際どのくらい軽くなってるでしょうか。この際調べてみました。似た仕様の書籍を探すのは大変だった! 

重力の虹II」1993年512p四六判束幅32mm(カバー含まず)705g
「双生児」2007年512p四六判束幅29mm(カバー含まず)547g
たかが158gの差と言うなかれ。この束幅の書籍なら結束は5か10、一包み790g、または1,6kgも違うのだ。ここでは良い例が出せなかったが、93年の時点で軽量化の取り組みは結構進んでいた。もっと昔の書籍ならもっと重いはず。 というわけで話は戻りますが、地震のときは705gの物体が飛んでくるわけか。けんのんけんのん(対策しないけど)。
双生児 (プラチナ・ファンタジイ)

双生児 (プラチナ・ファンタジイ)