分からない
マイミクさんご夫婦は「分からない」と言う言葉を使わないことにしたそうです。「分からない」と言ったらそこで止まるから。
それで小学生の頃のエピソードを思い出しました。「道を聞かれて『分からない』と答える子供がバカっぽすぎる」という苦情が学校に行ったらしく、プチ問題になって「分からない」が禁止されたのでした。そんなんで苦情言う方もどうかと思うが、まあ「道が分からないって何だよ。迷子なのかおまいわ」とも言いたくなるな。で、
知らないことは「分からない」でなく「知らない」と言いなさい。「知らない」の後に「誰それに聞けば分かるかも」と付け加えられればさらによし。
と教えられましたよ。授業は別だけど。問題解決能力をつけさせようという意図もあったのかも。これはなかなかよい躾けだったのではないかと思います。わたしは真に受けすぎて、はったり人生になってしまいましたが。
でも、歳をとる毎に、知らないのではなくほんっっとうに分からないことばかりになってきた。なにか分かった気になってた私は、結局本質的に選択を迫られたこと、選択した結果に対して責任を取らされたことがなかっただけだったような気がする。
なにが不惑だ。