亀について私が知っている2、3のこと
亀の散歩道は、事件現場になっちゃいました……なんの事件かは住所が特定されちゃうから書かないけど、被害者は私じゃありません。私は元気です。メールもらったりもしたので、ご報告。
しながわ水族館の学芸員さんが訴えていた事。「水族館の前の池にカメを捨てないでください。品川区民公園の池は海水なんです! そこに淡水ガメ捨てたら死んじゃいます! それが全部水族館に持ち込まれて困るんです!」*1
というわけで、捨てガメをする不逞の輩がいるらしい…と思ってた矢先のある日、家の前に立派な亀さんが! 体長30cmもある陸ガメ。
近所中で大騒ぎ。結局警察に連絡した。間近に見て、陸ガメのかっこよさがよく分かった。ナイスフォルム。
で、亀を捨てるヤツサイテー、どうなってんのと思いながら2chの亀スレを見ていたのだが、どうも亀と言うのは逃亡癖があって、大事に飼っててもある日いなくなってるものらしい。屋内の水槽にフタして石を載っけてても逃げてしまうとか。あの陸ガメは捨て亀じゃなくて、抜け亀だったのかも。あそこまで立派に育てて、今さら捨てないよねえ。
亀スレは面白く、一気に読みました。は虫類の飼い主が一番面白い文章を書く、とは小田嶋隆*2の持論。一番つまらないのは、もちろん犬猫の飼い主。
外部スタッフさんがカメを飼っているという。上記の知識をとっかかりに雑談を仕掛ける。
私 :(ビジネスコミュ力発揮だぜ!)○○さんってカメ飼ってるんですか〜? 海水の亀と淡水の亀は飼育法が全然違うんですって? おうちの亀さんはどっちですか〜?
相手:汽水カメです。
私 :……………。
相手:……………。
………いやいやいや、そのあとお互いの努力でそれなりに盛り上がって、いろいろ教えてもらいました。汽水カメが一番頭がいいそうだ(その人談)。前のエントリのコメントで紫外線浴が必要と書いたのは、その人からの知識。
その人によると、カメの甲羅が割れちゃっても瞬着でくっつけちゃいけないらしい。中身とともに成長するんだものね。割れた亀の甲羅を治せる獣医さんは都内に一人しかいないとか。
奇書「ゲテ食大全」には、鳩、蛇、芋虫、犬など様々な動物のさばき方、食べ方が載っているが、亀*3が一番大変そうだった。お腹の甲羅をとるとこまでやれば、あとは本に詳細かつかわいいイラストで内臓の様子が解説されているので、何とかなりそうだが…。
この本、なんと復刊された。
- 作者: 北寺尾ゲンコツ堂
- 出版社/メーカー: データハウス
- 発売日: 2005/11/01
- メディア: 単行本
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