暗闇のスキャナー
- 作者: フィリップ・K・ディック,山形浩生
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 1991/11
- メディア: 文庫
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いい!いいねえ。『暗闇のスキャナー』はSFでもなんでもなくて、青春グラフィティ、もろくも崩れ去る若き日のタマリ場を懐かしむ浪花節。『究極超人R』や『げんしけん』などの文系ダメ部活モノのくくりですから*1。ウジウジしゃべって最後に泣かせてほしいですな。ハンカチ10枚持って見に行きますよ。
「僕が目指しているのは、フィリップ・K・ディック小説の完璧な映画化なんだ。ほら、他のハリウッド映画は、ディックの小説からアイデアを盗んで、アクション映画に仕立ててしまってる。僕としては、『暗闇のスキャナー』のあの物語を語りたいんだ。ボブ・アークターと友人との物語をね。ツイストやアクションなどはほとんどなくて、キャラクターたちがダラダラ喋るだけっていう、僕流のSF映画だよ(笑)」
しかし、『トータル・リコール』『ペイチェック・消された記憶』『マイノリティ・リポート』と同じ原作者で主演キアヌ・リーブス、んでトレイラーがこれという情報を頼りに観に来て上記だったら……詐欺ですなw。