お茶は肝臓に悪い!?

高濃度カテキンで重度の肝機能障害になった人がいるそうです。
これについてワリカシ見かける意見は、「何でも極端な量摂れば体に悪いのは当たり前」という一般論ですが…

http://www.hc-sc.gc.ca/dhp-mps/medeff/bulletin/carn-bcei_v17n1_e.html#3

For about 6 months before admission, the patient had been taking 6 capsules of Green Lite Polyphenon per day. This product contains a decaffeinated extract of green tea, providing 100 mg of catechins per capsule.

100mgのカテキンの入ったカプセルを6つ摂ってたのだから、1日に600mgの摂取量。

さて、味の素のサイトによると、
http://www.ajinomoto.co.jp/recipe/healthy/topic/837/index.asp

緑茶葉3gで1煎目はカテキン約100mgの摂取が見込めます。2煎目ではその5〜6割、3煎目以降は極端に少なくなります。

だそうです。3gは1人分のお茶を入れるときの平均的な使用量ですから、上記のカナダ人はべつに「極端な量」など摂っていません!1日にお茶6杯6ヶ月飲んだ程度なんですよ!
お茶飲んでると肝臓やられますよ!!!!wwwwwwwww

濃度が問題なのかもしれません。しかしそうなると、抹茶は非常に危険ですな。一服で濃茶なら4g、薄茶なら2g使うのだし、水分の量が少ないし、抽出しないでまるまま経口する以上カテキン摂取量は煎茶の比ではない。


……つーか、ありえねーだろ。茶道の先生の職業病が肝機能障害だなんて聞いたことないぞ。他に原因があるか、白人(多分)はとてもカテキンへの耐性が低いんじゃなかろうか。