ねんきん特別便、そして経歴について考えた

ねんきん特別便が来た。
…………直ってるし…(びっくり)。
私にとっては年金問題は最近の話ではない。ずいぶん以前に、勝手に空白期間があることにされてもめていたのだ。ニュースになり始めて「私だけじゃなかった。やっぱりアホ庁のミスじゃねーかよ」と思っていたのだが、今回のねんきん特別便では、空白期間はないことになっている。多分問題が公になり始めたときに担当が「あ、あの件……」と気がついて対策したのだろう。暴れておいてよかった。
まあ、私の場合はミスが起こりがちな事例ではある。成人してから姓の変更1回、転職4回、しかも最初の1社は大企業なのでOJTから勤務地が決まった時点で企業側の支払い主体が変更されているので実質5社。さらに同じ会社に再就職したり。その間個人で国民年金を支払っていた時期もあるという。そしてそして。結婚前の氏名表記が6通りある(!!)。
氏名の件は母親が戸籍名についてもの凄くテキトーな態度だったことに原因がある。
私の旧姓には略字で書くのが普通な文字が含まれている。よくありますよね、沢/澤とか。しかも戸籍上のその文字が異体字で、辞書で引くとはっきり「誤字」と書かれているのだった。それを嫌ってか、親は略字、正字、戸籍上の異体字を入り交ぜて書いていた。
さらに名の方は、親が名付けたかった名前の文字が当時人名漢字に含まれていなかった。やむなくひらがなで届け出たのだが、またも親は私の名をテキトーに漢字で書いた。
と言うわけで、姓3×名2=6通りの表記を私は名乗ることになった。戸籍名以外の5つは通名ということになるが、それで銀行口座くらいフツーに作れます。私文書だしね所詮。
よく「戸籍謄本でなくていいので、お名前を証明する書類をお持ちください」みたいなことを言われますが、6種類ありますよ? 自分でも管理できないので、結婚後は統一しました。年金手帳はおそらく戸籍名で登録されていたはずだが、何にせよ名寄せがきちんと行われてよかったよかった。
全体的に見ると、借金があって逃げてる人みたいですよね。ちょっとでもやばいことをやったら公安にマークされそう。


さて、こんな親だが、今回のねんきん特別便で、学生時代の国民年金を払ってくれていたらしいことが分かった。アナーキーなんだか保守的なんだか政治的立場が分からないよ! この分のお金は親に返さねば。