餃子作ったお!

携帯百景(ケイタイヒャッケイ)

学生時代電総研でバイトしていて、餃子パーティーになった。新入りが来るたびにやっているらしい。中国人の研究員が皮担当。実験用の大きな机を拭いて、そこで練る。

餡は中国人研究員のレシピに従い、他の人間が作る。キャベツと豚ひき肉、あと叩いた海老。ニラとニンニクは入れない。これは日本のアレンジなんだって。海老がぷりぷりしておいしい!

餃子はお湯でゆでて、ニンニク醤油で食べる。余ったら冷凍。研究所の冷凍庫には死ぬほど餃子が詰まっていた。

中国人研究員曰く「中国人だからって中華料理の達人と思われちゃ困るんだけど、『餃子くらいは作れるようになっときなさい』とお母さんに仕込まれたんだ」そうです。中国のどこの地方の人かは聞けなかった。

まあそんなわけで、餃子の皮の作り方を盗んだのだった。盗むと言っても粉にお湯入れるだけでパスタとしては破格に簡単。ただ丸く伸ばすのがとても手間。

今回は焼き餃子で、餡も日本風にキャベツと肉と春雨。伸ばす途中で力つき、夫に手伝ってもらってしまった。